ジョグ鉄の魅力を考える
新型コロナウイルス感染症の蔓延を防ぐため、外出が禁止されています。電車に乗れない、入浴施設にも行けない、ジョグ鉄には厳しい時期です。やることが無いので、私なりにジョグ鉄の魅力を考えてみました。これをたたき台としてちょっとずつまとめてみたいと思います。
■ジョグ鉄とは
ジョグ鉄とは、鉄道路線に沿ってジョギングを楽しむ事である。私はこの楽しさに取り憑かれ、暇を見つけては線路沿いを走り続けている。ときには1回のランで60kmを越える事もある。乗り鉄や撮り鉄など、鉄道の楽しみ方は様々だが、その中で最もハードコアなものと自負している。
特にお伝えしたいポイントは以下の2つだ。
①自分の足で移動する
乗り物のしがらみ、仕事や家庭・社会のしがらみから解放される。新型コロナウイルスの蔓延で移動が制限される未来を考えると、徒歩で長距離を移動できる事自体に大きな意味がある。
②気持ち的に自由になれる
鉄道という人間の作為の塊とも言える構造物をなぞりながら走っているのに、得も言われぬ解放感。「俺は自由だー!」といった感慨がある。
■ジョグ鉄を始めた経緯
①電車並走を知った
自動車で鉄道に並走するケース(新御堂筋で御堂筋線と並走するなど)において、鉄道と自分が一体化したような体験をした。
②金持ちのツーリング
都会のお金持ちが、新幹線駅から自転車で温泉街のある遠い場所にツーリングに出かけ、帰りは新幹線に乗って戻ってくるという遊びに憧れた。
③路線図が好き
路線図を目で追ったり指でなぞったりして、鉄道との一体化を楽しんでいた。
④LSDを効率的に行いたい
マラソンのタイムを縮めるためにLSD(long slow distance)を継続的に行いたい想いがあった。途中で走れなくなっても家に帰れる方法を考えた末、電車で帰るのが効率的と思ったから。
■ジョグ鉄にハマる理由
①鉄道路線のスケールをフィジカルで感じられる
鉄道路線と同じ距離、同じ道程を自分の足で移動することで、鉄道のスケールの大きさを実感できる。電車で1時間もかからない場所に対する本当の距離感を知ることで、鉄道の有り難みがよくわかる。
②地図上に自分自身を投影できる喜び
地図上の路線をただ眺めているだけでは、路線の景観を把握できない。地図の情報そのままを間近で見ることができる。地形の高低差や建物、住人の暮らしぶりなど、現地に行って自分の足で稼ぐ事の素晴らしさを実感できる。
③ヤバいくらいの達成感
マラソン大会のように、他人に設定してもらったコースではない。自然発生的に生まれたオリジナルのコースであることから、路線を走りきった時の達成感はマラソン以上。ラン後の着替えや入浴もスムーズでストレス無し。
④風呂が気持ちよく飯がうまい
鉄道の終点は温泉地であることが多く、風呂が気持ち良い。運動と入浴後の食事が美味しい事は説明するまでも無いだろう。
できれば過去の事例を紹介しながら冊子にできればと思っています。